健康や美容に役立てられるとして、最近ではココナッツオイルに注目が集まっています。
しかし、ココナッツオイルと一言で言っても今では様々な種類の製品が展開されていますし、中には「美容ケアに役立てられないココナッツオイル」も存在するのが事実です。
今回こちらではココナッツオイルが美容ケアに役立つ理由とともに、美容健康を目指せられるココナッツオイルの特徴についてわかりやすく解説いたします。
また、ココナッツオイルを効果的なケアに繋げられるおすすめの摂取方法・使用方法のほか、ココナッツオイルのおすすめ製品についてもご紹介します。
ココナッツオイルを上手に活用し、さらなる魅力を身につけたい方は是非ご覧くださいね。
ココナッツオイルの特徴は?
はじめに ココナッツオイルとは
ココナッツオイルとは、その名の通りココナッツの果実から抽出したオイルのことです。ココナッツオイルと一言で言っても製法によって3種類に分けられます。
精製ココナッツオイル (RBDココナッツオイル) |
精製・漂白・脱臭といった化学処理が行われたココナッツオイルのこと。トロピカルな香りが無く幅広い料理に使えるものの、製造過程において栄養価が失われている。 |
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バージンココナッツオイル | 生のココナッツの果実を使用し、発酵分離や遠心分離、コールドプレス法(低温圧搾法)そして低温エクスペラー法(40℃以下の温風で時間をかけて乾燥させてから低温圧搾する)などの方法で風味や栄養価を損なわずに抽出されたもの。未精製。 |
エクストラバージンココナッツオイル | バージンココナッツオイルの中でも最高品質のもの。 |
精製ココナッツには特有の風味や香りがないぶん、様々な料理で応用できます。
しかし、ココナッツオイルを美容ケアのために活用するのであれば……ココナッツオイルならではの栄養素に富む「バージンココナッツオイル」やその中でも最高品質の「エクストラバージンココナッツオイル」が適しています。
ココナッツオイルの特徴
美容ケアを目的とした場合、バージンココナッツオイルやエクストラバージンココナッツオイルをおすすめする理由。
それはココナッツオイルには下記のような美容ケアに役立つ特徴が挙げられるからです。
天然の中鎖脂肪酸が豊富!だから……
まず、ココナッツオイル最大の特徴として挙げられるのが、飽和脂肪酸である中鎖脂肪酸が豊富に含まれていることです。
飽和脂肪酸には酸化しにくいという性質がありますから、飽和脂肪酸に富むココナッツオイルは植物油の中でも酸化しにくい特徴も。
そもそも脂肪酸は飽和脂肪酸(乳製品や肉に多い)と不飽和脂肪酸 (植物油に多く存在する)の2種類に分けられます。
飽和脂肪酸とは
乳製品、肉などの動物性脂肪や、ココナッツ油、やし油など熱帯植物の油脂に多く含まれています。
重要なエネルギー源であるとともに、飽和脂肪酸の摂取量が少なすぎても多すぎても生活習慣病のリスクを高くします。少なすぎると脳出血をおこす可能性があります。
一方、多すぎると冠動脈疾患(心臓を養っている血管の病気)、肥満、糖尿病をまねく可能性があります。
このため、適度な量の乳製品や肉類を食べることは、両方の場合の生活習慣病を予防することになります。
引用元:www.glico.co.jp
飽和脂肪酸の性質だけ見ると「飽和脂肪酸が多く含まれているココナッツオイルは体に悪いのでは?」と思われるかもしれません。
飽和脂肪酸の中での分類 | その脂肪酸が含まれていることが多い食べ物 |
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長鎖脂肪酸 | ラードや牛脂など |
中鎖脂肪酸 | ココナッツオイル |
短鎖脂肪酸 | バター、酢など |
ところがココナッツオイルに含まれているのは飽和脂肪酸の中でも中鎖脂肪酸に分類されるものです。
中鎖脂肪酸の特徴とは
一般の食用油に含まれる長鎖脂肪酸は、カラダに吸収された後、リンパ管、静脈を通って脂肪組織、筋肉、肝臓に運ばれ分解や体内に貯蔵されます。必要に応じてエネルギーとなります。
それに比べ中鎖脂肪酸は、肝臓へ通じる門脈を経て、直接肝臓に運ばれ、効率よく分解されてエネルギーとなります。
このように、同じ飽和脂肪酸に分類される長鎖脂肪酸と中鎖脂肪酸では性質が全く異なります。ココナッツオイルに約60%含まれるとされる中鎖脂肪酸は、特にMCT(中鎖脂肪酸トリグリセリド)と略されることも。
こうした中鎖脂肪酸を多く含むココナッツオイルは、普通の油と比べると体内への消化吸収では4倍、エネルギーとしての消費スピード(代謝)は10倍とされています。
このような性質から体に余計な脂肪として蓄積されにくく、ダイエットをはじめとした美容ケアに役立つと考えられているのです。
美容ケアに役立つ成分が数多く含まれている
上記では美容ケアに応用しやすい中鎖脂肪酸に着目しましたが、ココナッツオイルにはそのほかにも美容ケアに役立つ成分が含まれています。
ラウリン酸 (中鎖脂肪酸) |
母乳にも含まれる脂肪酸で免疫力アップが期待できるほか、抗菌作用も望めるとして注目されている。肌への使用では、浸透性の高さから保湿ケアにも繋げられる。 |
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カプリル酸 (中鎖脂肪酸) |
中鎖脂肪酸の一種で、優れた抗菌作用が期待できる。 |
カプリン酸 (中鎖脂肪酸) |
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トコトリエノール (ビタミンEの一種) |
ビタミンEの一種であるトコトリエノールは優れた抗酸化作用が期待できる。 |
また、マンガンや銅そしてセレンといったミネラル成分の含有率も高いため、スキンケアやヘアケアでは健やかな肌や髪の毛を目指しやすくなっています。
ココナッツオイルの摂取から期待できる効果・効能は?
ココナッツオイルの摂取から期待できる効果としては、主に中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)によるダイエットへのアプローチが挙げられます。
脂肪燃焼サポートがダイエットに役立つ
ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)はすばやくエネルギーとして消費されるとご紹介しました。
これは腸で吸収された中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)が肝臓に運ばれると、体や脳がすぐにエネルギーとして活用できる「ケトン体」に変換されているからだと考えられています。
ケトン体とは
身体は飢餓状態において、身体に蓄えた脂肪を使い、さらにその脂肪をもとに肝臓でケトン体をつくり、それを各細胞のエネルギーとして利用する仕組みになっています。
身体のエネルギー源として、優先的に使われるのはブドウ糖です。そのため通常、体内にブドウ糖が十分にあるときは、ケトン体が作られにくい特性があります。
しかし、ブドウ糖が体内にあるときでも、ケトン体を効率的に作り出す成分があります。その正体は、摂取後、直接肝臓まで運ばれる「MCT(中鎖脂肪酸)」!
血中ケトン体量の変化を調べたところ、一般的な油(LCT)に含まれる長鎖脂肪酸と比べて、同量のMCTを摂取したときのほうが、約10倍も多くのケトン体が作り出されることがわかりました。
MCTの摂取と運動との関係性
MCTを摂った時のほうが一般的な油を摂った時に比べて、「中強度」(息が上がらない程度の)運動では血中乳酸濃度は低く、引き続いての「高強度」(息が上がってしまうような)運動では、より長く運動できることが確かめられたのです。
これは、MCTを習慣的に摂ることによって、運動中のエネルギー源として「脂質」を利用しやすくなる変化が体内に生じていて、これが終盤、ラストスパートまでの「糖質」温存につながったのではないかと推測されます。
こうしたアプローチからは運動時のパフォーマンスが目指せられるほか、それによって脂肪燃焼効率の向上も目指せられるとも推測されています。
運動によるダイエットを目指す方には力強い味方となってくれる作用だと言えますね。
https://www.beautemagazine.jp/8daieto/
空腹感の軽減から食べ過ぎ予防も目指せられる
また、ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)は空腹感の軽減に役立ち、カロリーの過剰摂取に繋がる食べ過ぎの予防にも役立てられるとされています。
運動での脂肪燃焼効率UP&空腹感の軽減が期待できるココナッツオイルは、まさに美容のための健康的なダイエットを行う際には摂取しておきたいオイルですね。
その他の効果が気になる方は……
ココナッツオイルの摂取から期待できる効果の中でも、特に美容ケアに役立てられる作用をピックアップしました。
しかし、今回ご紹介したもの以外にも、ココナッツオイルには健やかな毎日への可能性を広げる様々な作用が報告されています。詳細について気になる方は、下記のサイトを参考にしてくださいね。
美容ケアとして使用から期待できるココナッツオイルの効果・効能
摂取からはダイエットに嬉しい作用が期待できるココナッツオイルですが、実はスキンケア・ヘアケアオイルとしても大変有用。
次に、美容ケアとしての使用から期待できるココナッツオイルの効果についてわかりやすくご紹介します。
保湿ケアから健やかな肌への改善・維持に役立つ
まず、ココナッツオイルに多く含まれているラウリン酸は粒子が細かいため、スキンケアとして使用すると優れた浸透性からスッと肌になじんでいきます。
そうした性質に加えて比較的長時間の保湿効果も期待でき、乾燥が気になる部位への保湿ケアやうるおいのある健やかな肌の維持に役立ちます。
また、優れた抗酸化作用が期待できるトコトリエノールにも富むので、見た目年齢に関わるシミやシワなどへのアンチエイジングケアとしての活用もおすすめ。
髪の毛を様々なダメージから守る
サラッとしたテクスチャーのココナッツオイルは、髪の毛への浸透性でも優秀!上述の保湿ケアに役立つ作用だけでなく、髪の毛を構成するタンパク質を外からのダメージから守る効果が期待できるとの報告も。
髪の毛を様々なダメージから守りながら、髪の毛にうるおいを与えて毛先までまとまるつややかな美髪を目指す際に重宝します。
ボディケアやマッサージにもピッタリ
保湿ケアに有用な性質やサラッとしたテクスチャー、そして伸びの良いココナッツオイルはボディケアやボディマッサージオイルとしても適しています。
オイルプリング(オイルうがい)が口の中の健康維持に役立つ
インドの伝統医療「アーユルヴェーダ」での健康法の1つである「オイルプリング(オイルうがい)」でもココナッツオイルが用いられています。
ココナッツオイルから期待できる抗菌作用により口の中を清潔にして、口臭を抑えたり予防したりといったオーラルケアに役立てられるとして注目を集めているケア方法の1つです。
ココナッツオイルを毎日取り入れやすい効果的な摂取方法3つ
ココナッツオイルに含まれている成分や期待できる美容効果について見てきました。
ココナッツオイルを美容ケアにつなげる活用法の中から、まずは毎日取り入れやすい効果的な摂取方法を3つご紹介します。
加えて、様々な摂取・調理に適したココナッツオイルについても触れますので、体の中からの美容ケアにつなげたい方は参考にしてくださいね。
1.飲み物にプラスして手軽に摂取
- 温かい飲み物に大さじ1杯のココナッツオイルを入れて飲む
ココナッツオイルの手軽な摂取方法としておすすめしたいのは、「温かい飲み物にプラスしてそのまま飲む」です。
冷たい飲み物ではココナッツオイルが固まってうまく溶けないので、温かければどんな飲み物でもOK!紅茶やコーヒーに入れれば、ココナッツオイルならではのトロピカルな香りと甘みでさらに美味しく楽しめますよ。
摂取から空腹感を紛らわせられるココナッツオイルと少しずつ口にする温かい飲み物との相性は抜群。手軽な摂取から満足感を得て、ダイエット時の敵である食べ過ぎ予防に役立てましょう。
2.パンに塗ったりバターの代わりに使ったりしてもOK
バターやマーガリンの代わりとしてパンに塗ったり、調理油の代わりとして活用したり、バターの代わりとして使ったりするのもおすすめの摂取方法です。
普段使用している調理油やバターと置き換えることで、普通の油では体内に溜まりやすい脂肪カットに繋げられます。
温度が高すぎるとココナッツオイルに含まれている栄養素が壊れてしまうので、調理時には170℃程度の温度を目安に!
せっかくココナッツオイルに含まれている栄養素を無駄にしてしまわないためにも、調理油の代わりに使用する場合には調理温度に気をつけてくださいね。
様々な料理に使うならこのココナッツオイルがおすすめ
様々な料理にココナッツオイルを用いる際には、「ハンズオーガニックエクストラバージンココナッツオイル」がおすすめです。
無添加・無農薬の有機ココナッツからコールドプレス(低温圧搾法)で栄養素をそのままに未精製のオイルを抽出し、「エクストラバージンココナッツオイル」に仕上げられています。
さらに厳しい基準が設けられている「有機JAS認定」のほか、世界の有機認定や品質認定を多数取得した原料を使用した製品ですから安心安全!毎日の生活に安心して取り入れられます。
3.ドレッシングとしてかけて食べる
サラダにかけるドレッシングにも意外に多くの油が使用されています。そこで、ドレッシングの材料としてココナッツオイルを活用して、毎日の食事をさらにヘルシーにしましょう。
こうしたドレッシングに含まれる油もココナッツオイルで置き換えれば、余計なカロリーを抑える&美味しい食事でダイエットも無理なく続けられます。
ココナッツオイルを効果的に使えるおすすめケア方法3つ
肌や髪の毛にも有用なココナッツオイルですから、毎日の美容ケアにも上手に取り入れましょう。
次にはココナッツオイルを効果的に使えるおすすめのケア方法3つのほか、ケアに適したココナッツオイルアイテムをご紹介します。
1.クレンジングオイルとしての使用
肌なじみが良く保湿ケアにも適しているココナッツオイルは、低刺激なクレンジングオイルとして利用できます。
- 手を洗って清潔にし、水気を拭き取った乾いた手にココナッツオイルを適量出す。
- 肌にココナッツオイルを乗せてなじませてメイクが浮き上がってきたら、たっぷり泡立てた洗顔料や石鹸で洗顔します。
- 最後には洗い残しがないようぬるま湯ですすぎ、タオルを優しく押し当てるようにして水気を拭います。
浸透性の良さからメイクもスルスル浮かせて落とせるほか、しっとりした洗い上がりなので「クレンジングオイルを使ったときのつっぱり感が苦手」という方にもおすすめ。
ココナッツオイル配合のクレンジングアイテムならこれがおすすめ
無精製で余計なものが加えられていないエクストラバージンココナッツオイルでもクレンジングオイルとしての使用が可能です。
「食用のココナッツオイルを使うのには抵抗がある……」という方におすすめなのが「ココラルムマイルドクレンジング」です。
とろみのあるジェルタイプだから伸びの良さから肌に密着。古い角質やメイク成分そして毛穴汚れを絡め取り、スッキリつるんと汚れやメイクをオフできます。
美容成分が95%も配合(精製水を含む)されているほか、無添加・低刺激処方なのも嬉しいポイント。
バージンココナッツオイルをはじめとした9種のスーパーフルーツエキスからは、クレンジングと同時に透明感のある肌を目指せられます。
加えて、3つの植物エキスからは様々なアプローチからアンチエイジングケアにも役立てられますよ。
リンゴ・オレンジ・ライム・レモン・グレープフルーツ・サンザシ・ナツメから抽出したフルーツプロテクトエッセンス、バージンココナッツオイル
アーティチョーク(整肌成分)、あんず(保湿成分)、ライチ(透明感アップ)
バージンココナッツオイルならではの性質だけでなく、そのほか様々な成分&それぞれから期待できる効果から、クレンジングを美容ケアに役立てたい方におすすめです。
内容量・価格 | 150g(約2ヶ月分)・通常価格2,847円(税別) ※3本おまとめ価格6,406円(税別、送料無料) ※5本おまとめ価格10,676円(税別、送料無料) ※定期便初回特別価格1,423円(税別)、2回目以降は20%オフの2,277円(税別) |
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特徴 | 石油系界面活性剤・合成香料・合成着色料・鉱物油・エタノール・パラベン無添加、パッチテスト済・スティンギングテスト済で低刺激処方、バージンココナッツオイル配合、保湿成分・整肌成分配合、ジェルタイプ |
返金保証の有無 | 15日間安心返金保証あり |
2.保湿ケアだけでなくボディオイルやマッサージオイルとしても最適
優れた保湿効果が期待できるココナッツオイルは伸びが良いので、ボディオイルやマッサージオイルなど広範囲の使用にも最適。
ココナッツオイルに多く含まれているラウリル酸から期待できる抗菌作用によって、肌を健やかで清潔な状態を目指せる嬉しいポイントです。
ココナッツオイルをマッサージで活用したいならこのアイテムがおすすめ!
ボディマッサージにココナッツオイルを役立てたい場合におすすめしたいアイテムが、マッサージオイルバームの「するるのうるおいる」です。
1日1回1g(パール1粒大)をマッサージしたい部分に使うと、体温でとろりととろけるバーム仕立て。
ベタつかずサラッとしていて伸びも良いので使い心地もGOOD。フローラルの香りは1日の疲れをほぐすリラックスタイムにピッタリです。
バニリルブチル | 天然のバニラの種子から採れるエキスで温感作用が期待できる。 |
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アルガンオイル | 原産国のモロッコでは昔から治療薬としても活用されてきたオイル。血行促進をサポートに役立つので、マッサージの効果UPにつなげられる。 |
ココナッツオイル | 美容ケアに役立つ成分が豊富。 |
ココナッツオイルを含む3種類の植物由来成分配合で、マッサージによる効果をUP!
ライスオイル、アルガンオイル、ホホバオイル、セサミオイル、ココナッツオイル、オリーブオイル、アーモンドオイル
また、保湿ケアをはじめとした美肌ケアに役立つ7種の天然オイル配合。マッサージによるケアと一緒にうるおいのあるスベスベ肌へと近づけられますよ。
内容量・価格 | 20g・通常価格4,350円(税込) ※毎月1個お届けコース初回価格1,480円(税込、送料無料) ※2回目以降ずっと20%オフの3,480円(税込、送料別) |
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特徴 | ココナッツオイルを含む全8種の植物由来成分配合、保湿成分配合、 |
返金保証の有無 | 公式サイトに記載なし。 |
https://www.beautemagazine.jp/bodyoil/
3.ヘアケアや頭皮マッサージから髪の毛と頭皮を健やかに
サラッとしたテクスチャーで、浸透性の高さから髪へのなじみも良いココナッツオイルはヘアオイルとしての使用もおすすめ。
むしろココナッツオイルから期待できる「髪の毛を構成するタンパク質を守る作用」は髪の毛に使わないともったいないです。乾燥やドライヤー熱などの様々なダメージ予防に役立てましょう。
まず、ドライヤー前のタオルドライした髪の毛に「洗い流さないトリートメント」としてココナッツオイルを使えば、髪の毛にうるおいを与えながらドライヤー熱によるダメージを予防。つややかな仕上がりを目指せられます。
また、シャンプーの前後にココナッツオイルを髪全体になじませたあと、頭皮になじませて頭皮マッサージをするのもおすすめです。保湿ケアから頭皮環境の正常化に役立てられますし、頭皮の状態を健やかにすることで髪質の向上も望めるように。
ココナッツオイルの摂取・使用上の注意と保存でのポイント
摂りすぎに注意!1日の摂取目安量は必ず守ろう
まず、中鎖脂肪酸が豊富に含まれているココナッツオイルではありますが、油であることには変わりありません。
大さじ1杯あたり約100kcalと低いカロリーとは言えませんし、多く摂りすぎてしまうとすぐにカロリーオーバーに。
1日の摂取目安量大さじ2杯程度(30ml)を必ず守り、摂りすぎないように気をつけてくださいね。「ダイエットのためにココナッツオイルを摂り始めたのに、かえって太ってしまった」といったことのないよう、摂取目安量を守りながらコツコツと続けるようにしたいですね。
嬉しい変化を目指す際には必ずバージンココナッツオイルを
これまでにご紹介しました美容ケアに役立てられる嬉しい効果は、どれも「バージンココナッツオイル」あるいは「エクストラバージンココナッツオイル」から期待できるものです。
そのため、効果的な美容ケアの第一歩はココナッツオイル選びから始まっていると言っても過言ではありません。
確かな品質のココナッツオイルを選び、毎日の美容ケアへと役立てる際には、下記ココナッツオイルの選び方を必ず確認するようにしてくださいね。
美容ケアに役立てられるココナッツオイルの選び方・見分け方
- 最低でも「バージンオイル」と記載されているものを。中でも最高品質の「エクストラ(エキストラ)バージンオイル」ならなお良し。
- 中鎖脂肪酸が占める割合が60%以上のもの。
- 有機JAS認定(日本の農林水産省が設定)、USDAオーガニック(アメリカの有機認定)、ORGANIC EU(ヨーロッパの有機認定)などオーガニック認証を受けているもの。
- 製造過程で化学処理や加熱処理で栄養素を壊さない「低温圧搾法(コールドプレス)」が製法として採用されているもの。
ただ注意しなければいけないのが、ココナッツオイルの中には「バージンオイル」「エクストラバージンオイル」との記載がありながらも、実際の品質が伴っていない粗悪品も稀に存在するということです。
「バージンオイル」「エクストラバージンオイル」の記載の確認だけで購入に踏み切るのではなく、成分表に書かれている中鎖脂肪酸の含有量も必ず確認しましょう。
通常、バージンココナッツオイルやエクストラバージンココナッツオイルには100gあたり60~80gの中鎖脂肪酸が含まれていますから、「中鎖脂肪酸の割合が60%以上」を基準にして選ぶことをおすすめします。
摂取から期待できる嬉しい効果はこの中鎖脂肪酸によるものですから、摂取から美容に役立てる際には中鎖脂肪酸の含有量にはこだわりましょう。
ココナッツオイルの保管・保存そして使用期限の目安について
ココナッツオイルは基本的に常温保存が可能です。
しかし、ココナッツオイルは20℃以下で白く固まり、20~24℃でペースト状に、そして25℃以上には液体に変化します。気温による変化で品質自体には問題ありませんから、安心してくださいね。
とは言っても気温によって変化する性質上、季節や使用用途によっては使いにくく感じることも。そんなときには冷やしたり温めたりして臨機応変に対処しましょう。
ココナッツオイルが固まっていたけれど液体として使いたい場合
- 25℃以上のお湯で湯煎する
ココナッツオイルが液体になっていたけれど固形として使いたい場合
- 冷蔵庫に入れて冷やす
ただし、油の加熱に適していない電子レンジの使用は必ず避け、湯煎で溶かすようにしてくださいね。
また、衛生的に保存するためにも大容量のものは小分けで保存したり、スキンケア・ヘアケアに使用する際には直接触れずにスパチュラなどですくったりと工夫してくださいね。
こうした工夫が良い品質の維持につながりますよ。
副作用のリスクが完全に否定できないからこそ……
繰り返しにはなりますが、摂取する際には摂取目安量を必ず守ってくださいね。油という性質上、過剰摂取からは腹痛や下痢などに見舞われるリスクが伴います。
さらにココナッツアレルギーとして腫れや赤みそしてかゆみが生じることもありますし、頭痛やめまい、吐き気や食欲不振といった副作用が現れることも。
摂取から何らかの異常を感じられた場合には摂取を中止し、医療機関に相談を。
スキンケアやヘアケアに使用する際にはパッチテストを必ず行い、安全を確認したうえで活用してくださいね。
まとめ
ココナッツオイルは摂取からダイエットに役立てられるだけでなく、肌や髪の毛への使用からも美容ケアにも有用な万能オイルであることがわかりました。
しかし、今回ご紹介しました美容ケアに役立つ作用は、あくまでも良質な「バージンココナッツオイル」「エクストラバージンココナッツオイル」を摂取・使用した場合です。
効率的なケアへとつなげたい方には最高品質のエクストラバージンココナッツオイルが最適ではありますが、最低でもバージンココナッツオイルを選ぶようにしてくださいね。
幅広く活用できるココナッツオイルだからこそ品質にこだわり、安心・安全に毎日の美容ケアに役立ててみてはいかがでしょうか?
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