美容院でシャンプーを二度洗いすることはありますが、自宅でも二度洗いする人もいますよね。
一度洗いでシャンプーが泡立たないときに、二度洗いをするという人も少なくないでしょう。シャンプーの回数で正しいのは、一度洗いと二度洗いのどちらでしょうか?
ベストなシャンプーの回数を知り、髪と頭皮の健康を守ってヘアトラブルを防ぎましょう。
正しいシャンプーは一度洗い?二度洗い?
美容院でシャンプーの二度洗いをする理由
美容院に行くと、シャンプーは二度洗いすることが多いですよね。美容院でシャンプーの二度洗いをするのには、理由が3つあります。
- 髪の癖をリセットするため
- パーマやカラーリングをする場合、仕上がりを綺麗にするために頭皮の汚れをスッキリさせるため
- 頭皮をマッサージするため
頭皮のマッサージは、美容院に来たお客さんをリラックスさせるために行います。頭皮だけではなく、肩までマッサージしてくれるところもありますよね。
では、自宅でも同じようにシャンプーの二度洗いはするべきなのでしょうか?
一度洗い、二度洗いは髪の状態に合わせて行う
シャンプーの一度洗い、二度洗いはそれぞれ良い点もあれば、悪い点もあります。どちらが正しくてどちらかが悪い、とは断言できないのです。
専門家によると、基本的には一度洗いで十分、という考えがありますが、頭皮の状態や髪の状態によっては、二度洗いをした方が良いときもあります。
例えば、普段は頭皮のベタつきが気にならないけど、外食で脂っこいものを食べたり、お酒を飲んだりした時は頭皮の皮脂が分泌されやすく、ベタつきが気になりやすいです。
そんな時は、シャンプーを二度洗いをした方がスッキリします。シャンプーの一度洗いと二度洗いは、その日の頭皮と髪の状態に合わせて、臨機応変に行うと良いでしょう。
シャンプーの一度洗い、二度洗いそれぞれのメリット&デメリット
シャンプーの一度洗いのメリット、デメリット
一度洗いのメリット
- 短時間でシャンプーが済む
- 一度に使うシャンプーとお湯の量を節約できる
- 抜け毛が減る
- 頭皮ダメージが抑えられる
疲れている日でも短時間でシャンプーが済むので、気持ち的に楽でしょう。シャンプーとお湯の量を無駄に消費することもありません。
シャンプーをするたびに抜け毛が気になる、という人は二度洗いよりも一度洗いの方が抜け毛が減って髪にも良いです。
洗浄力の強い界面活性剤が配合されたシャンプーを使っていると、二度洗いすることで頭皮ダメージが重なります。
また、洗いすぎで皮脂を取りすぎると、頭皮が乾燥してフケやかゆみの原因になる可能性もあるのです。一度洗いなら、一般的なシャンプーでも頭皮ダメージを深く心配する必要はありません。
一度洗いのデメリット
- 頭皮の汚れが落としきれない
- 頭皮の血流が悪くなる
頭皮のベタつきや髪に残ったスタイリング剤は、シャンプーの一度洗いだけでは落としきれないことがあります。
特にスタイリング剤は髪に密着して中々落ちないものが多いです。
また、シャンプーの一度洗いでは頭皮マッサージの効果が出にくく、頭皮の血流が滞って頭皮が固くなりやすくなります。
頭皮の血流が悪くなると、髪の毛を作る細胞に必要な栄養や酸素が届きにくくなり、新しい髪にハリやコシが出にくくなるのです。
頭皮が固いと抜け毛が増えることもあり、頭皮の健康が髪のトラブルを引き起こす原因になります。
シャンプーの二度洗いのメリット、デメリット
二度洗いのメリット
- 汚れがスッキリ落ちる
- マッサージ効果が高まる
二度洗いの最大のメリットは、頭皮の脂汚れやスタイリング剤をしっかり落とせることです。頭皮の汚れを放置し続けると、ニキビができたり、べたっとしたフケができるようになります。
二度洗いは一度洗いで洗い残した部分も、二度目でしっかり洗えるため、洗い残しなくスッキリと洗いあげることが可能です。
また、頭皮をマッサージしながらシャンプーすると、二度洗いではマッサージも二度行われるため、頭皮の血流がスムーズになり、頭皮の健康もキープできます。
ただ、頭皮の健康については低刺激で頭皮ダメージの少ないシャンプーを使った場合に限ります。
二度洗いのデメリット
- シャンプーのすすぎ残し
- 頭皮ダメージのリスク
二度洗いで一度洗いの時のように適当にすすぐと、シャンプーのすすぎ残しができます。シャンプーのすすぎ残しは、乾くと固まってフケのような白っぽい汚れになり、見た目的にも汚いです。
頭皮ダメージですが、ドラッグストアで販売している安い一般的なシャンプーは、洗浄力が強い界面活性剤を使っているものが多く、シャンプーによっては二度洗いで頭皮ダメージが蓄積します。
特に、石油系界面活性剤は洗浄力が強く、使い続けると頭皮への刺激が心配される成分です。
シャンプーの種類に限らず、頭皮がベタつきにくい乾燥気味の人が二度洗いすると、頭皮に必要な皮脂まで洗い流され、乾燥が悪化します。
また、必要以上にこすると頭皮表面の角質が剥がされ、角質の持つバリア機能が低下し、頭皮トラブルの原因になるのです。
シャンプーの一度洗い、二度洗いが向いている髪、頭皮の状態
一度洗い
- 髪の量が少ない、髪が細い
- 抜け毛が気になる
- スタイリング剤を使っていない
- 頭皮のベタつきが気にならない
- 汗をかいていない
- 洗浄成分が強いシャンプーを使っている
二度洗い
- 髪の量が多い
- スタイリング剤を使っている
- 頭皮のベタつきが気になる
- 汗をかいた
- 洗浄力が弱い低刺激シャンプーを使っている
二度洗いに向いている髪質の人でも、毎日二度洗いするのではなく、基本的には一度洗いで済ませましょう。
スタイリング剤を使った日や、汗をたくさんかいた日は二度洗い、週に1回は汚れをスッキリ落とすために二度洗い、というように髪の状態によっては二度洗いをするのがオススメです。
二度洗いすることが多い人は、洗浄力の弱い低刺激シャンプー(アミノ酸系の洗浄成分を含むシャンプー)を常備しておきましょう。
シャンプーの一度洗い、二度洗いのやり方
一度洗いの正しいやり方
- シャンプーの前に髪をブラッシングして、汚れやほこりを浮かせる
- お湯で髪と頭皮をしっかり濡らして、指の腹を使って頭皮を優しくマッサージする。さらに、目の細かいコームで髪全体を梳かし、予備洗いで汚れをしっかり浮かせる
- シャンプーを泡立て、頭皮を再度マッサージしながら髪から頭皮にシャンプーの泡を馴染ませる
- お湯でシャンプーの泡をしっかりすすぐ
一度洗いは汚れが落としにくいのがデメリットなので、シャンプーを使う前にマッサージとコームで髪を梳かし、予備洗いすることで汚れをしっかり落とします。
二度洗いの正しいやり方
- 一度洗いと同じように、髪をブラッシングする
- お湯で髪を濡らし、少量のシャンプーを泡立てて髪の表面の汚れを落とすために軽く洗う
- すすいだら②の時より多めのシャンプーを泡立て、泡を髪全体に馴染ませる。
- 指の腹で円を描くように頭皮をマッサージして、お湯でシャンプーを洗い流す。
洗い残しがないようにしっかり流しましょう。
シャンプーの二度洗いに!安くて低刺激なアミノ酸系シャンプー
ミノン 薬用ヘアシャンプー
植物性アミノ酸系の洗浄成分を使用。頭皮の潤いを守りながら汚れを落とし、洗い上がりはしっとりするシャンプーです。
頭皮の荒れを防ぐグリチルリチン酸2K配合、頭皮の乾燥を防いでフケやかゆみも抑えます。
ファンケル マイルドクレンジングシャンプー
ファンケルのロングセラー、マイルドクレンジングオイルの処方を参考にして作られたシャンプーです。
クレンジングオイルのように、皮膚の潤いはそのままで毛穴の汚れはスッキリ落とします。
アミノ酸系洗浄剤できめ細かい泡立ち、頭皮の隅々にまで泡が馴染みやすく、洗い残しなく汚れを落とせるのがポイントです。
ジュレーム アミノダメージリペアシャンプー
18種類のアミノ酸を配合した、贅沢な洗浄成分で汚れを優しく洗い上げます。剥がれたキューティクルを補修し、髪のダメージの進行を抑え、パサついた毛先をしっとりなめらかにまとめます。髪のダメージがひどい人にオススメです。
基本は一度洗い、二度洗いはスペシャルケアとしてオススメ
シャンプーの一度洗いも二度洗いも、それぞれメリットとデメリットがあり、髪質や頭皮の状態によってどちらがベストかは違いがあります。
基本的には一度洗いでシャンプーし、週に2、3回ほど二度洗いをして頭皮の汚れをスッキリ落とすと良いでしょう。
二度洗いの頻度は、髪質や頭皮の状態に合わせて調整してください。
その日の状態に合わせた洗い方を行えば、より健康的な髪と頭皮をキープできるでしょう。
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