はちみつパックのやり方と効果が気になる!塗るだけでしっとり肌に

栄養豊富なはちみつですが、スキンケアにも使えるのは有名ですよね。

特に、はちみつパックは保湿だけではなく、美白やエイジングケアなど、様々なスキンケア効果が期待できるのです。

今回は、お金をかけずにできるはちみつパックの効果とやり方を解説します!

韓国では定番?はちみつパックでしっとりもち肌になれる?

韓国では定番?はちみつパックでしっとりもち肌になれる?
はちみつパックは韓国のアイドルもやっているという、究極のお手軽美容法として有名です。韓国は美白の美女が多いですが、その秘密ははちみつパックにあるのかもしれませんね。

大昔は、エジプトの女王クレオパトラがはちみつパックを愛用していたという説があり、美にこだわりの強かった女王すら感心するほど、はちみつは美容成分がたっぷり含まれています。

食べても美味しいはちみつですが、肌には保湿効果や美白効果、ピーリング効果など、様々なスキンケア効果が期待できるのです。

はちみつは総合栄養食と言ってもいいほど、栄養が豊富に含まれています。

主成分は糖分ですが、

  • ビタミン:C、B1、B2、ナイアシン
  • ミネラル:ナトリウム、リン、カルシウム、鉄、マグネシウム、銅、マンガン
  • アミノ酸:バリン、ロイシン、イソロイシン、アラニン、アルギニン、リジンなど15種類
  • ポリフェノール

ビタミン、ミネラル、アミノ酸、ポリフェノールと栄養をバランスよく含んでいます。

さらに、砂糖など他の糖分に比べて血糖値が上がりにくいため、ダイエット中に摂取しても太りにくい、という嬉しい効果があるんです。

はちみつのブドウ糖には、エネルギーとして代謝されるのが早いという特長があります。

ブドウ糖と果糖は、ともに「単糖類」と呼ばれ、これ以上分解される必要がないため、体に入るとすばやく吸収され、エネルギーに変換されるのです。食後約20分で体に吸収されるので、胃腸への負担も軽くすみます。

引用:www.bee-lab.jp

はちみつのスキンケア効果とは

はちみつのスキンケア効果とは

保湿効果でしっとりもち肌に

はちみつは肌馴染みが良く、保湿効果と保水効果でしっとりなめらか、もっちりとした手触りを実現させます。

はちみつには、角質層にある天然保湿因子の成分であるアミノ酸が豊富に含まれているため、角質層を潤して乾燥を防ぐのです。

また、保水効果で肌の潤いをキープします。

肌が潤っているとキメが整い、毛穴の開きも目立たなくなります。

みつばち科学研究所の調べによると、はちみつの保湿効果は、保湿力の高いグリセリンとほぼ同じことが判明しており、科学的にも保湿力の高さが保証されているのです。

アカシアはちみつを50%含む水溶液(以下、はちみつ水溶液)とグリセリンを50%含む水溶液(以下、グリセリン水溶液)、および水を、それぞれ温度35℃、湿度40%に24時間放置し、溶液の残存率(水の蒸散を防いだ率)を比較したところ、はちみつ水溶液は水と比較して有意に残存率が高く、グリセリン水溶液とは同程度でした。

引用:www.bee-lab.jp

シミを防ぐ美白効果

シミは紫外線や乾燥の刺激でメラニンが過剰に作られ、ターンオーバーによる排出が追いつかず、色素沈着して起こります。

メラニンは、肌の奥深くにあるメラノサイトという細胞で作られ、メラニンの生成にはチロシナーゼという酵素が関係しているのです。
はちみつは、チロシナーゼの働きを抑える効果があります。

また、はちみつの高い保湿力で角層の潤いがキープされることも、シミ予防に関係しています。
資生堂の研究によると、乾燥はシミを悪化させる原因になることが判明しており、はちみつの保湿力が乾燥によるシミのリスクを低下させるのです。

「肌を守るためのメラニンをつくる大切な役割を持つメラノサイトは、角化細胞からの様ざまな刺激により、メラニン生成をコントロールしています。
乾燥刺激によりシミ悪化因子が生成され、メラノサイトが活性化して、メラニンの生成を促進するのです。」

引用:www.shiseido.co.jp

ターンオーバーの乱れを防ぐ

年齢とともに周期が長くなり、乱れやすくなるターンオーバーですが、ターンオーバーが遅れると、メラニンを含む古い角質が肌表面に居座ってしまいます。

古い角質がたまると、メラニンが色素沈着するだけでなく、肌触りがごわついたり、せっかくスキンケアをしても美容成分が浸透しにくくなるのです。

はちみつにはターンオーバーをサポートするビタミンB1とB2が含まれています。

ターンオーバーの乱れを防いで古い角質が自然に剥がれやすくなると、スキンケア効果も現れやすくなり、シミの予防にも効果的です。

また、はちみつにはマイルドなピーリング作用もあります。

古い角質を優しく洗い流すので、パックをするたびにくすみのない透明感のある素肌が実現するでしょう。

低刺激なピーリングで肌への負担もかかりません。

抗酸化効果

私たちの体の中では、常に酸素が消費されています。

呼吸によって取り込んだ酸素の一部は、活性酸素となって細胞を傷つけ、体の中を少しずつサビさせているのです。

元々体には活性酸素を除去する機能はついていますが、年齢とともに抗酸化機能が衰えるため、細胞の酸化によるシワやたるみ、シミなどのエイジングトラブルが起こるようになります。

そこで、体の抗酸化機能をサポートするために取り入れたいのが、抗酸化効果の強い成分です。

はちみつ、特にローヤルゼリーには強い抗酸化作用があるため、肌の老化予防にローヤルゼリーのサプリメントを取り入れたり、はちみつのエキスを含むエイジングケア美容液でケアすると、若々しい肌をキープする効果が期待できます。

抗菌効果

肌によくニキビができる、ニキビが赤く炎症しやすい、うっかり顔に傷がついた、というときもはちみつが使えます。

はちみつの高い抗菌効果は、科学的に実証済みで、菌による傷口や炎症の悪化を防ぐ効果が期待されています。

蜂蜜が数世紀にわたり、傷薬や胃腸疾患の治療薬として利用されてきたのもうなずける。

また蜂蜜には、潰瘍、床ずれ、やけど、皮膚のただれ、炎症の治癒効果があることが現代科学で証明されており、さらに抗生物質が効かない傷の治療にも効果があることが分かっている。

引用:www.cnn.co.jp

特に不純物が含まれていない純度の高いはちみつは、抗菌作用が強く、傷やニキビのケアに使えます。

基本のはちみつパックのやり方とアレンジ方法

基本のはちみつパックのやり方とアレンジ方法

基本のはちみつパック

はちみつパックは入浴中、または入浴後の肌が温まって柔らかくなっている状態で行いましょう。

はちみつが浸透しやすくなり、スキンケア効果が高まります。

はちみつパックは洗い流す必要があるので、入浴後より入浴中に行うとやりやすいですよ。

  1. 洗顔後に顔の水気を拭き取り、はちみつを大さじ1程度顔全体に塗る
  2. 5分間パックする。顔を持ち上げた状態でキープすることで、はちみつが垂れずに肌にしっかり浸透する
  3. ぬるま湯ですすぎ、乳液やクリームを塗って水分の蒸発を防ぐ

乾燥がひどい時は、鼻の部分を開けてラップを重ねてパックしてみてください。はちみつがより浸透しやすくなり、パック後の肌のモチモチ感がアップします。

はちみつパックの頻度

週に2、3回程度の頻度で行うのがオススメです。
はちみつには抗菌、殺菌作用があるため、毎日はちみつパックを続けると、肌表面の常在菌のバランスが崩れる可能性があります。
基本は週に1回のスペシャルケアとして、乾燥がひどい時は2、3回と回数を増やし、肌の調子を見ながら調整してください。

はちみつパックのアレンジ方法

毛穴の汚れ、角栓予防にクレイ×はちみつ

ガスールなど固形のクレイでお湯に溶かして使うクレイパックに、はちみつを大さじ1程度混ぜて使ってみましょう。

クレイが毛穴の奥の皮脂汚れを吸着し、角栓が成長して毛穴が詰まったり、ニキビができたりと、毛穴トラブルを防ぎます。

さらに、はちみつを加えることで保湿効果がアップし、乾燥によるほおの毛穴の開きを少しずつ目立たなくさせる効果も期待できるのです。

美白にヨーグルト×はちみつ

ヨーグルトにはマイルドなピーリング作用があり、肌に傷をつけずに古い角質を取り除くケアができます。

はちみつを加えて保湿効果を高めれば、美白と保湿が同時にできるオリジナルパックの完成です。

はちみつパックの注意点

  • アレルギーに気をつける
  • はちみつを塗りすぎない
  • 炎症ニキビがある時は使わない
  • 使うはちみつの質、産地にこだわる

まず、食品を使ったスキンケアなので、アレルギーがないかどうか必ず確認してください。

はちみつを塗る量は多くてもスキンケア効果が高まる、というわけではないので、適量を守りましょう。

炎症ニキビがある状態の肌は、刺激に弱くなっているので、はちみつパックではなく専用の治療薬でケアしてください。

はちみつパックに使うはちみつですが、安価なものは質が疑問視されている中国産の可能性が高いです。

できれば国産、またははちみつの産地で有名なニュージーランドやアルゼンチン、カナダ、ハンガリーのものを選びましょう。

また、添加物が含まれていない天然はちみつで、できれば非加熱処理されたものを使ってください。

顔以外にも!はちみつパック部位別のやり方

唇にはちみつパック

唇の保湿で有名なはちみつパックですが、唇のガサガサや皮むけをしっとり保湿し、なめらかな唇に仕上げます。
唇にはちみつを塗ってラップで5分パック、軽く洗い流すだけなので、顔全体にするはちみつパックより簡単です。
唇が乾燥しやすい秋冬にオススメ。

かかとにはちみつパック

かかとは古い角質が溜まりやすく、角質でごわごわ硬くなりやすい部分です。
はちみつの保湿効果とピーリング作用で、古い角質をケアしてツルツルのかかとを目指しましょう。

使うのは、はちみつとホホバオイルです。

お風呂上がりにはちみつを少量かかとに塗り、ホホバオイルを重ねて靴下を履いてそのまま寝ます。

靴下を履くのでお布団に入ってもベタつきません。

はちみつパックで集中保湿!

市販の保湿パックを使っても良いですが、はちみつなら食品なので料理にも使えてコスパもバッチリです。

お金がかからないのに美容液級のスキンケア効果が期待できるはちみつパックで、手軽にしっとりなめらかな素肌を手に入れましょう。

スキンケアにお金をかけたくない、という人にもぴったりの美容法ですよ!

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ブティーマガジン編集部
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