クレンジングができる美顔器の種類
クレンジングができる美顔器は三種類あります。
スチーム美顔器
エステサロンでは、美容成分の浸透を高める目的で、フェイシャル施術の前にスチーム美容法を取り入れることがあります。
水蒸気の水分と温熱作用を利用した美容法の一つで、水蒸気で肌を蒸らすことにより、汚れを取り除きやすくする。
水蒸気の温熱作用は、皮膚温を上昇させることで血行を促進させ、しっとりとしたうるおいのある肌を仕上げる。
エステティックではスチーマーで水蒸気を発生させるが、水蒸気が肌に触れたときの温度が40 ℃前後になるように調整して使用する。
引用:www.sccj-ifscc.com
スチーム美顔器は、エステサロンで行うようなスチーム美容法が自宅で手軽に行える美顔器です。
メイクをした状態で使えるため、メイクが落としやすくなり、洗浄力が強力なクレンジングを使わず肌負担が軽くなります。
スチーム美顔器によるクレンジング効果
スチーム美顔器は、噴出口から温かいスチームが出て、顔全体にスチームを浴びて使います。
スチームの温熱作用で毛穴が開き、皮膚が柔らかくなるため、手では落とし切れない汚れが落とせるようになるのです。
通常はメイクを落とした状態で使いますが、メイクをした状態でクレンジング機能を使えるものもあります。
落としにくいハードなメイクもスチームで浮き上がり、洗浄力の強いクレンジング剤を使わずに簡単に落とせます。
また、スチーム美顔器はクレンジング以外の目的で使うことも可能です。
水蒸気は肌に浸透するため、水分によって肌がうるおいます。
水蒸気には血流をスムーズにする効果もあり、血流が良くなると肌の細胞に必要な酸素や栄養が届きやすくなるため、肌の代謝が促進する効果も期待できるのです。
超音波美顔器
超音波の高速振動を肌に伝え、クレンジングやマッサージでスキンケアする美顔器です。
メーカーごとに周波数の違う超音波を使用しており、周波数によって汚れ落ちが変わるため、超音波美顔器といってもどれも効果が同じとは限りません。
肌の汚れを浮き上がらせて落としながら、マッサージもできるので、マッサージ効果で肌の新陳代謝が促進し、キメ細かい肌を作り上げる効果も期待できます。
超音波によるクレンジング効果
超音波美顔器は、音の高速振動で肌表面を細かく動かし、汚れを弾き出して取り除きます。
超音波数はメーカーによって違いがありますが、ヘルツ数が高く、振動数が多いほど汚れを落とす力が強いです。
例えば、3MHzで毎秒300万回振動する超音波と、8MHzで毎秒800万回振動する超音波なら、後者の方が肌表面の汚れをしっかり落とせます。
超音波は、私たちには聞こえない音の音波で、クレンジング効果以外にはマッサージ効果もあり、むくみケアにも使えます。
多くの超音波美顔器は、クレンジング機能と合わせてマッサージ機能もついているため、汚れを落とすケアも肌を整えるケアもできて便利です。
イオン導出美顔器
イオン導出美顔器は、肌にプラスまたはマイナスイオンの電流を流し、汚れを取り除くクレンジングに特化した美顔器です。
イオン系美顔器は、導出美顔器の他に導入美顔器もあります。
イオン導出と導入がセットになっているものが多く、イオン導出でクレンジングすることでイオン導入による美容成分の浸透がより高まります。
イオン導出によるクレンジング効果
汚れにはプラスイオンが流れるものとマイナスイオンが流れるもの、二つのタイプがあります。プラスイオンが流れるのは、酸化した皮脂やメイク汚れ。
マイナスイオンが流れるのは、タバコの煙やホコリ、排気ガスなど。
イオン導出は、主にマイナスの電気を流すことで、プラスの電気が帯電している酸化した皮脂やメイク汚れを吸着します。
イオン導出によるクレンジングは、毛穴に入り込んだファンデーションの細かい粒子まで取り除くことが可能です。
最近のファンデーションは、粒子が細かいものが多く、洗浄力の強いクレンジング剤でも、手では落としきれません。
ファンデーションだけではなく、毛穴をカバーする効果が高い下地は、毛穴に残りやすいシリコン類を多く配合しています。
日頃カバー力の高いベースメイクをする、という方は、スッキリ洗い流したつもりでも、毛穴にメイク汚れが残っている可能性が高いため、イオン導出のクレンジング機能がおすすめです。
まとめ
定期的に美顔器でディープクレンジングをすれば、基礎化粧品の美容成分が浸透しやすくなり、日頃のスキンケアの効果も出やすくなります。
スキンケア効果が高まることで、毛穴の黒ずみや詰まりによるニキビだけではなく、乾燥やエイジングトラブルなど、様々な肌トラブルの予防にも効果的です。
毛穴トラブルはもちろん、スキンケアの効果が効きづらくなってきたことでお悩みの方も、ぜひ美顔器のクレンジング機能を使ってお手入れをしてみてください。