化粧水や乳液など肌を健やかに保つための複数のケアを「これ1つ」で済ませられる、その便利さから人気を集めるオールインワンジェル。
しかし、最近では数多くの製品が展開されていて「どれが良いのかわからない」「合っているアイテムを見つけるのが難しい」と悩んでいる方も少なくは無いはずです。
そこで今回こちらでは、保湿や美白などのタイプ・各タイプで合っている人の特徴のほか、そして選ぶ際に成分以外で注目すべき点など「オールインワンジェルの選び方のポイント」をわかりやすくご紹介します。
オールインワンジェルの選び方
数多く展開されているオールインワンジェルの中から、自分に合ったアイテムを探す際に踏まえておきたい「選び方のポイント」としては下記の5点が挙げられます。
- 得たい効果が期待できる成分が配合されているかどうか
- 解決・改善したいお肌のお悩みに適しているかどうか
- 朝or夜?使用するシーンに合っているかどうか
- 毎日のスキンケアで無理なく使い続けられる価格か
- 肌に合っているかどうか
オールインワンジェルに配合されている成分、それらの成分から美白や保湿など使用目的に応じた効果が期待できるかと確認する方はほとんどだと思います。
加えて、理想肌を目指す際には日頃の習慣としてのケアが基本となります。
そのため、毎日使い続けられるかどうかを左右する「お肌への相性」や「無理なく続けられる価格」の2点をチェックすることも大切ですよ。
次の項目からは、上記でご紹介しました選び方のポイントそれぞれの詳細をわかりやすく解説いたします。
オールインワンジェルは目的別で使い分けよう
「配合成分やそれから期待できる効果」そして「解決・改善したいお肌のお悩みに適しているか」の2つのチェックポイントは失敗しない選び方には欠かせません。
そこでこちらの項目では、はじめに目的別5タイプと合っている人とのそれぞれの特徴について見ていきます。
多種多様なオールインワンジェルがありますが、期待できる効果や性質に着目すると下記の5タイプに分類できることがわかります。
- 保湿タイプ
- 美白タイプ
- エイジングケアタイプ
- 抗炎症成分配合タイプ
- 低刺激タイプ
保湿タイプ
かさつきをはじめとした乾燥肌が気になる人、ツッパリ感やゴワつき感に悩まされている人、ハリや肌弾力の低下を感じている人におすすめしたいのが「保湿タイプ」です。
保湿タイプでは、肌組織内に水分を留めて乾燥しにくくする、あるいは肌内部にある水分を留めておく組織の生成を促進するといった効果が期待できる下記のような成分が配合されています。
ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲン、プラセンタ、ビタミンC誘導体、レチノール、ナイアシンなど
また、保湿からはみずみずしく健やかな状態をキープするためには欠かせない、肌本来が持つ「肌のバリア機能」を正常に保つアプローチにも活かせられます。
この肌のバリア機能とは、乾燥や紫外線そして摩擦などの外的ダメージから肌を守る役割のこと。
バリア機能が低下してしまうと外的ダメージを受けやすい状態になり、肌荒れ・乾燥肌・シワやたるみ・シミやそばかす・ターンオーバーの乱れなどのリスクが伴いやすくなります。
そのため、乾燥肌に関連するお悩みだけでなく、肌の状態を総合的に改善・解決したい人にも保湿タイプはおすすめですよ。
美白タイプ
オールインワンジェルでも紫外線対策をしたい人、日焼けへのアフターケアをしたい人、シミやそばかすそして肌のくすみが気になる人には「美白タイプ」がおすすめ。
美白タイプによく使用されている下記のような成分では、メラニンと肌のターンオーバーへのアプローチを目的としたものが中心です。
ビタミンC誘導体、浸透型ビタミンC、ビタミンE、トラネキサム酸、アミノ酸など
シミやそばかすなどの原因になるメラニンの生成の予防が期待できるほか、肌のターンオーバーを正常に保つことで肌の老廃物を排出する機能の促進が望めますよ。
また、美白タイプでは「医薬部外品」と記載のある薬用化粧品のほうがより高い効果を目指せられるようになっていますので、パッケージや商品容器をチェックしてみてくださいね。
エイジングケアタイプ
エイジングケアタイプでは、年齢に伴うお肌の変化(シワやたるみなど)が気になる人、肌の弾力低下を感じる人、老けて見られないためのスキンケアをしたい人に適している成分が配合されています。
コエンザイムQ10、フラーレン、ビタミンC誘導体、浸透型ビタミンC、レチノール、ポリフェノールなど
上記成分からは、老化の原因とも言える体内物質「活性酸素」の増加・抑制に役立てられる「抗酸化作用」というアプローチが期待できます。
また、エイジングケアアイテムでは何となく効果が高そうな「高濃度」と記載されているものに惹かれてしまいがちですよね。
しかし、いくら「高濃度」であったとしても肌内部に行き届かなければ、行き届いたとしても効果が続かなくては意味がありません。
したがって、パッケージでは「高濃度」よりも「浸透効果」と「持続効果」についての記載を必ずチェックしましょう。
浸透力が高ければ肌内部へのアンチエイジング作用が期待できますし、持続時間が長ければ長いほどより効率的なアプローチへと繋げられやすくなります。
抗炎症成分配合タイプ
「抗炎症成分配合タイプ」は、できものができて早く治したい人、ニキビやブツブツができやすい・予防したい人にこそ使ってほしいタイプです。
抗炎症成分としては下記一覧が使用されていることが多いですよ。
ビタミンC誘導体、グリチルリチン酸ジカリウム、フラーレン、アラントイン、天草エキスなど
ただし、伸びが悪いアイテムの場合には、毛穴詰まりからニキビができやすくなったり既にできているニキビが悪化しやすくなったりする危険性も。
そのため、肌馴染みが良いテクスチャやベタつかないサッパリと使えるタイプを選ぶようにしましょう。
低刺激タイプ
最後にご紹介する「低刺激タイプ」は、敏感肌から肌との相性が気になる人やヒリつきやすい・かぶれやすい人におすすめのタイプです。
配合成分に注目するというよりは、「低刺激タイプor処方」や「敏感肌用」と記載されていて、下記のように使用成分に配慮されているものを選ぶようにしましょう。
低刺激タイプor処方、敏感肌用、合成界面活性剤・香料・パラペン・香料・鉱物油フリー
アレルギー物質が判明している場合にはその成分が配合されていないことをチェックすることはもちろん、いきなり通常サイズを購入するよりもトライアルセットからしばらく様子を見たうえで使用することも大切ですよ。
肌との相性を確かめれば安心して使い続けられますし、せっかく買ったアイテムを無駄にすることもなく経済的です。
オールインワンジェルを選ぶ時に注意したい点
以上では配合成分や期待できる効果について注目してきました。
次に、配合成分やそれぞれから期待できる効果以外の、容器のタイプや使用するシーンなどの注目すべきポイントについてご紹介します。
ボトルタイプとジャータイプどっちの容器が良い?
まず、オールインワンジェルの容器では、プッシュして手に取る「ボトルタイプ(あるいはチューブタイプ)」と指でジェルをすくいあげる「ジャータイプ」が主流です。
どちらのほうが良いのか?といえばボトルタイプやチューブタイプタイプなどの、ジェルが手に直接つかないようになっている容器が好ましいです。
というのも、ボトルタイプのようにジェルに直接手をつけるタイプでは、「ジェルの保存状態」という衛生的な問題から品質に影響を与えやすいからです。
できれば直接手が触れずに衛生的にも品質的にも良いボトルタイプあるいはチューブタイプを選びたいですが……合っている製品がジャータイプの場合には、直接手で触れないようにスプーンのようなものを使ったり、使用前には手をよく洗って清潔な状態で触ったりと工夫したいですね。
朝と晩とシーン別で分けるべき?一緒でも良い?
朝と夜それぞれのスキンケアで使用するオールインワンジェルを変えたほうが、もちろんシーンに合ったスキンケアが可能です。
朝と夜に使用するアイテムが一緒でも問題ないと言えば問題ないのですが、アイテムの性質や特徴によっては朝のメイクがヨレやすくなったり、夜のスキンケアのせいで寝起きの洗顔でツッパリ感を抱きやすくなったりすることも。
その点、オールインワンジェルの中には「朝用」「夜用」と使用するシーンごとに分けられていることもあります。使用するタイミングに応じた選び方の際には大変役立ちます。
ただ、全てのオールインワンジェルにその旨が記載されているわけではありません。その場合には、どういうものを朝用、夜用として活用すれば良いのでしょうか?
まず、「朝用」ではメイク前のスキンケアとして使用することがほとんどですよね。
そこで、「朝用」ではUVカット効果を持つものや、肌馴染みの良さからその後すぐにメイクをしてもヨレにくい「伸びのあるテクスチャ」のものを選びましょう。
対して、「あとは寝るだけ」の夜寝る前・お風呂上がりのスキンケアとして使う「夜用」では、「朝用」のように紫外線への作用やテクスチャにはあまり気をつけなくても良いでしょう。
むしろ、睡眠中に行われる肌のターンオーバーを上手に活用するために、優れた保湿力や美白やアンチエイジングなどの美容効果を兼ね備えたアイテムが好ましいと言えます。
たとえ「朝用」「夜用」と記載されていなくてもアイテムのテクスチャや性質、期待できる効果から使い分けることができますから、上手に使い分けてシーンに応じたケアから効率的に理想肌へと近づけていきましょう。
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初めてのオールインワンジェル選びで、お悩みの方は、まずは、これらの製品から気になるものをチョイスしてみてはいかがでしょうか?