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化粧石鹸の特徴は?他との違いは?今さら聞けない正しい使い方と選び方

石鹸はスキンケアアイテムの1つではありますが、「最近人気だから」「このアイテムが流行っているらしいから」といった理由で石鹸を選んでいませんか?

どんなスキンケアアイテムでも肌に合ったものを選んで使用することが大切であるように、石鹸もまた「何となく」ではなく正しい選び方や使い方を知ったうえでスキンケアに役立てる意識が必要ですよ。

今回こちらでは石鹸の分類や特徴といった基礎知識、石鹸をスキンケアとして使用する際には知っておきたい選び方のポイントや正しい使い方・保存方法を解説いたします。

様々な種類がある石鹸!その種類は?

石鹸と一言で言っても、その使用目的や期待できる効果によって様々な種類に分類されます。まず、石鹸を用途別に分類すると、「身体用」「身体以外用」そして「業務用」の3種類が挙げられます。

中でも、「身体用」はその名の通り私達が日常生活の中で体に直接使用できる石鹸を指します。身体用の石鹸では製造過程や配合成分など様々な観点から「安心して使用できるかどうか」をチェックする厳しい基準である「薬事法」による規制を受けます。

さらに「身体用石鹸」は薬事法によって配合成分や使用目的など様々な観点から、「化粧品」と「医薬部外品」に分類されます。

医薬部外品の石鹸の性質は?特徴は?

まず、医薬部外品の石鹸は薬用石鹸とも呼ばれます。殺菌・消毒、肌荒れや炎症を抑える成分をはじめとした「国によって認められた有効成分」が含まれている石鹸が該当します。

「あせも予防」や「ニキビ予防」などの目的を持つ石鹸は薬用石鹸に分類され、パッケージには「医薬部外品」という表示が必ず記載されています。

化粧石鹸の性質は?特徴は?

対して化粧品としての石鹸は、肌や髪を綺麗にしたり健やかな状態を保ったりすることを目的に作られたものが該当します。ただし医薬部外品の石鹸(薬用石鹸)と比べると期待できる効果は緩やかで、あくまでも健やかな状態の維持や美化が目的として定められています。

また、化粧品として分類される石鹸としては、浴用石鹸や洗顔石鹸そしてデオドラント用石鹸などが挙げられます。中でも毎日のスキンケアとしての使用頻度が高いものは、化粧石鹸と洗顔石鹸の2つだと言えますよ。

毎日の生活の中で健やかな肌を目指す際のスキンケアとして石鹸を活用する際に知っておきたい「正しい石鹸の選び方・使い方」について解説していきます。はじめに、化粧石けんの特徴や使用目的、そして洗顔石鹸との違いについて見ていきましょう。

化粧石鹸の特徴や使用目的は何?洗顔石鹸との違いは?

化粧石鹸の特徴や使用目的は何?洗顔石鹸との違いは?

まず、化粧石鹸と洗顔石鹸はどちらも身体に使用可能な点では共通しています。化粧石鹸は主に体の全身を、洗顔石鹸はその名の通り顔を洗うことを目的として作られています。

その点、化粧石鹸も洗顔を目的として使用できないことはありません。ただし、化粧石鹸は顔に使用した際に何らかのトラブルが生じるリスクが否定できない点では気をつけなければなりません。

というのも、顔の皮膚は他の体の部位と比較すると顔の皮膚は非常に薄く、外からの刺激に敏感でトラブルが生じやすいという性質があるからです。「からだ用」として販売されている化粧石鹸の中には、「体全身への使用では問題ないものの、皮膚が薄い顔には刺激が強いと言える洗浄力」であるものが存在します。

そうした化粧石鹸を顔に使用した場合、潤い保持に必要な皮脂をも過剰に洗い落としてしまうことで乾燥肌の原因になったり、強い刺激から肌荒れやヒリつきといった肌トラブルが引き起こされたりする恐れが否定できません。

対して、洗顔石鹸はその名の通り「顔を洗う際に使用する石鹸」として作られています。そのため、顔の薄い肌にも問題なく使用できるほどの刺激の少ない成分が採用されていたり、保湿ケアに役立てられる成分が配合されていたりと肌自体に優しく仕上げられています。

以上を踏まえると、やはり洗顔の際に使用するのは化粧石鹸よりも洗顔石鹸のほうが好ましいです。もしも現在使用している化粧石鹸で顔に何らかのトラブルがあった場合には、まず化粧石鹸から洗顔石鹸へと切り替えてみるのも有効的な手段と言えますよ。

もちろん、洗顔石鹸とは言っても配合成分や製品の性質、それに個人の肌質によって合うかどうかはことなりますから、数多くある製品の中から合うものを選ぶことが大切です。

化粧石鹸や洗顔石鹸ではメイクオフに使用できる?

化粧石鹸や洗顔石鹸ではメイクオフに使用できる?

「化粧石鹸と洗顔石鹸はそれぞれメイクオフに使用できるの?」という疑問を抱かれるかもしれません。単刀直入に言うと化粧石鹸も洗顔石鹸のどちらに関しても「メイクオフに使用できるものがあれば、使用できないものもある」といったアバウトな結論になります。

「化粧石鹸や洗顔石鹸はメイクオフに使えるかどうか」といった観点では上記のような結論になってしまうものの、石鹸の中にはメイク落とし・メイクオフ専用を使用目的とした「クレンジング石鹸」も確かに存在しますから安心してくださいね。メイク落としも可能な石鹸は製品情報やパッケージに「クレンジング」と記載されていますから確かめてみてください。

クレンジング石鹸にも様々な種類が展開されています。洗顔石鹸として使用するだけでクレンジングと洗顔との両方を一度に行えられるもの、メイクオフのみに特化しているため洗顔後には洗顔石鹸を用いたダブル洗顔が必要なものなどがあります。

肌への負担をできる限り少なく抑えながらスキンケアを手軽に済ませたい人には、クレンジングと洗顔との2つを一度に済ませられる石鹸がおすすめです。対して、クレンジングのみに特化したクレンジング石鹸+その後の洗顔石鹸でのスキンケアは、濃いめのメイクをきちんと落としたい人やサッパリとした洗い上がりが好きな人に適しています。

お肌に合った石鹸選びのためにチェックしておきたい3つのポイント

お肌に合った石鹸選びのためにチェックしておきたい3つのポイント
数多く販売されている石鹸の中から使用目的や肌に合ったものを選ぶ際に、是非ともチェックしておきたいポイントが3つあります。

使用感や香りそれに期待できる効果をチェックすることはもちろん、下記でご紹介します3点を石鹸の「成分表示」を確認しておけば、健やかな肌を目指したり維持したりする際に役立てられますよ。

どんなお肌にも保湿成分は欠かせない

乾燥肌やオイリー肌などいろいろな肌質がありますが、洗顔後には水分不足から肌がツッパリやすいという点で共通します。

こうしたどんな肌でも見られる「洗顔後のツッパリ感などを伴ううるおい不足」は、「肌の質に合っていないほどの強い洗浄力」と「ゴシゴシと肌をこすりすぎることによる刺激」との2点が主な原因として挙げられます。

必要以上に皮脂を取り除いたり肌をゴシゴシとこすったりして刺激を与えたりすると、乾燥肌をはじめとした肌トラブルに繋がりかねません。乾燥肌のみならずシミやシワ、肌のたるみやかゆみなど様々な症状の原因となってしまいます。

こうした肌への悪影響を考えると、洗顔による水分不足は最小限に抑えておきたいものですよね。そこで石鹸を洗顔時に使用する際には、ヒアルロン酸やセラミドなど保湿ケアに役立てられる成分がたっぷり配合された製品を選ぶことが大切になります。

乾燥肌が様々な肌トラブルに繋がる原因であるのと同時に、保湿ケアを中心にしたスキンケアは数多くの肌トラブルの改善・予防には欠かせないアプローチと考えられます。特に洗顔は毎日のスキンケアで必ず行うステップですから、保湿成分を含むか否かは日々の積み重ねとなって大きな変化となりますよ。

また、「保湿ケアとして役立てられる成分にはどのようなものが存在するのか」「保湿効果が期待できる成分はそれぞれどのようなアプローチから作用するのか」など、保湿ケアとして活用できる成分に関しての詳細は下記の記事を参考にしてくださいね。

乾燥対策に注目の美容成分のまとめカサつきやツッパリ感が気になる乾燥肌は、赤みやかゆみといった肌トラブルのリスクも高まります。そんな乾燥肌の改善・予防には、保湿ケアでのア...

保湿成分だけでなく成分表示での記載順をチェック!

石鹸の成分表示で保湿効果が期待できる成分の有無をチェックするだけでなく、「成分表示表にてどの順番で記載されているか」を必ず確認するようにしてください。

石鹸に限らず化粧品をはじめとした製品のパッケージや容器にある「成分表示」は、「製品に使用されている成分全てを、配合量が多い順から記載する」という厚生労働省が定めたルールに基づいて記載されています。

ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿ケアに役立てられる成分の配合について製品情報として紹介されていたとしても、いざ成分表示を確認してみるとそれらの成分が登場する順番が最後のほうだった……という場合には、保湿ケアに繋げられるはずの成分が少ししか配合されていないがために、期待できる効果も比例して少なくなるということが考えられます。

より高い保湿力を得たい場合には配合されている成分名や期待できる効果だけでなく、「成分表示でできるだけ早い順番でその成分名が登場するかどうか」といった細かな点までチェックするようにしましょう。

無添加石鹸の中でも特にお肌に優しいアイテムは……

石鹸の中には「無添加石鹸」と記載されている製品が数多く販売されています。無添加石鹸とはもともと自然界に存在するものだけを使用して作られ、防腐剤や香料そして着色料など人工的な合成成分を含まない石鹸を指します。

「ずっと乾燥肌に悩まされている」「肌荒れがなかなか治らない」そして「敏感肌だからスキンケアで使用するアイテムには気をつけないといけない」という方の場合には、外的刺激を最小限に抑えなければなりません。

たとえ少量であったとしても肌への悪影響が否定できない防腐剤や着色料そして香料などの合成成分は、肌が弱い人や不安がある人そして肌トラブルに悩まされている人は避けたほうが賢明だと言えます。

ただし、無添加であれば何でも良いというわけではありません。無添加石鹸とは言っても、厚生労働省が記載を定めた合成成分さえ含んでいなければ無添加石鹸と記載できるほか、生労働省が定めていない合成成分が含まれている恐れも否定できなくなってしまうのです。

「無添加であること」だけをチェックするだけでなく、「何が無添加なのか」までをきちんと確認しておくようにしたいですね。

そこで本当におすすめできる無添加石鹸として「完全無添加石鹸」をご紹介します。完全無添加石鹸とは合成成分を一切使用していない石鹸のことで、厚生労働省で定められている合成成分以外の合成成分も無い「完全な無添加」であるものだけが該当します。

合成成分が一切使用されていませんから、安全性や低刺激性では大変優れていると言えます。しかし、デメリットとしては防腐剤の不使用から溶けやすかったり悪くなりやすかったりするほか、泡立ちを良くするための成分がないために泡立ちにくいという点が挙げられます。

これらの完全無添加石鹸特有のデメリットは、水回りで使わないようにしたり泡立ちネットをうまく活用して泡立てたりとひと工夫を加えることで難なく解消できますからご安心ください。

意外に間違っているかも!石鹸の正しい使い方と保存方法

意外に間違っているかも!石鹸の正しい使い方と保存方法
使用する場所が顔であれ体であれ、石鹸は必ずよく泡立ててから使用するようにしてくださいね。下記の方法でたっぷりの泡が作れますし、うまくできない方は泡立てネットを使えば簡単にできますよ。

せっけんを、両手のひらの上でクルクルと、ひっくり返すように、10~15回くらい転がします。手のひら同士を合わせて、数回円を描くようにし、利き手でない方の手のひらに泡を集めます。その手のひらを、くぼませて器のようにし、少しずつ、水またはぬるま湯を加えながら、卵を溶くように泡立てていきます。泡が、こんもりとしてきたら、その泡で、顔を包みこむようにして洗います。

引用元:www.shiseidogroup.jp

“テニスボール大くらいが1回分の目安。弾力のある、もこもこ泡ができれば完成です。

引用元:www.cow-aka.jp

そもそも石鹸が十分に泡立っていなければ皮膚表面で泡立てるためにゴシゴシと擦らなければならず、結果として肌への負担が大きくなってしまいます。対してよく泡立ててキメ細かくたっぷりの泡を作っておけば、ゴシゴシと擦らなくても撫でるだけで汚れを落とせられるので肌への刺激や負担を最小限に抑えられますよ。

また、石鹸を使用したあとには水分や泡が石鹸に付着した状態で放置する、あるいはバスタイムに使用する石鹸はお風呂場に置きっぱなしだという方が多いかと思います。しかし、実はその状態は石鹸の保存方法としては適していません。

「一度石鹸を洗い流した後にしっかりと水気を取り除き、風通しの良い場所での保管」が正しい石鹸の保存方法です。濡れたまま放置したり石鹸置きに水が溜まっていたりすると石鹸が傷んでしまうほか、雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。

特に、防腐剤不使用の「無添加石鹸」や「完全無添加石鹸」は、普通の石鹸よりも傷みやすくなっています。せっかくの石鹸を長く大切に使うためにも、保管方法にも気をつけておきたいですね。

まとめ

手洗いではなく、毎日の洗顔をはじめとしたスキンケアとして使用する石鹸について解説いたしました。石鹸とは言っても使用目的や配合成分そして期待できる効果ごとに数多くの種類に分類されることがわかりましたね。

スキンケアとして使用する化粧石鹸にも多種多様な種類があるからこそ、多くの中から肌に合ったものを選ぶことが健やかな肌を目指すにあたっての第一歩です。

また、いくら肌に合ったアイテムを選べたとしても、使用方法や保存方法が間違っていれば肌に悪影響が及びかねません。

石鹸の選び方や使い方そして保存方法に関しては、今回こちらでご紹介しました内容を是非参考にしてより効率的なアプローチへと役立ててくださいね。