- アイクリームを買ってみたけど、使い方や順番がわからない
- アイクリームの使い方が正しいのかわからない
アイクリームで効果的に目元ケアをするために、正しい使い方と使う順番をマスターしましょう。
今回は、アイクリーム初心者さんから、目元ケアを見直したい方向けにアイクリームの使い方やコツを解説します。
アイクリームを使うベストな順番
商品によって違いはありますが、基本的には
- 化粧水
- 美容液
- 乳液
- アイクリーム
- クリーム
の順でアイクリームを使います。「塗る順番ってそんなに大事?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
しかし、スキンケアは肌にしっかり浸透させないと、どんなに良い化粧品を使っていても無駄になってしまいます。
肌への浸透は、水分を先に浸透させてから油分でフタをする、というのが鉄則です。
まずは水分が多い化粧品から使い、最後に油分の多いものを使います。
また、先に化粧水や美容液で目元に水分を与えることで、目元の保湿力をアップさせることも大切です。
アイクリームは主成分が油分なので、うるおいを与える役割よりも、うるおいを逃さず乾燥から目元を守る役割がメインです。皮膚のうるおいは水分と油分がバランスを保つことでキープされます。
アイクリームの前に目元に水分を与えると、目元の皮膚の水分と油分のバランスが整い、皮膚のバリア機能が正常化し、乾燥による目元トラブルを予防できるのです。
では、目元美容液の場合はどうでしょうか。
アイクリームとして紹介されるものの中には、クリームではなく美容液タイプのものもあります。美容液は水分が多いので、全体用の美容液を使ったあと、乳液を使う前に使いましょう。
乳液を塗ったあとに目元美容液を塗ると、乳液の油分が美容液の水分の浸透を邪魔してしまうからです。
アイクリームを使って目元ケアで効果を出すためには、正しい順番と正しい使い方でケアすることが大切です。正しい順番の次は、アイクリームの基本的な使い方をマスターしましょう。
https://www.beautemagazine.jp/biyoueki_osusume/
アイクリームの基本的な使い方

1回のケアで使うアイクリームの量
アイクリームはたっぷり塗ると、保湿力がアップするのでしょうか?
たっぷり塗っても問題ないアイクリームがほとんどですが、目元の皮膚はデリケートなので、一気に美容成分を与えると逆効果になる可能性があります。
商品の使用方法に書いてある適量を守りましょう。目安はパール一粒分程度です。
アイクリームの使い方
1. 手の甲にアイクリームを出して温める
目元の皮膚は薄くデリケートなので、直接アイクリームをのせてから馴染ませると、摩擦刺激がかかってダメージが増えます。
アイクリームをあらかじめ温めてから目元にのせれば、軽く指で撫でるだけでアイクリームが伸び、ムラなくアイクリームが広がります。
手が冷たくてアイクリームが温めにくいときは、手をグーにして手のひら側にある親指の付け根のふくらみにのせてみてください。
親指の付け根のふくらみ部分は、特に体温が伝わりやすい部分なので、簡単にアイクリームを温められます。
2. 目元の皮膚にアイクリームを点置きする
アイクリームをムラなく広げるために、アイクリームは目元の皮膚に点を置くようにしてのせます。上下まぶたそれぞれに三つの点、合計六つの点をのせましょう。
アイクリームをのせるときは、力加減が調節しやすく、皮膚を傷つけにくい薬指を使ってください。ネイルで爪が長く、指が使いにくい人は清潔な綿棒を使うとのせやすいですよ。
3. 薬指の腹で押さえつけるようにしながら伸ばす
アイクリームを広げるとき、指で皮膚をこするのはNGです。薬指の腹の部分を意識して、まずはポンポンとやさしくタッピングします。
タッピングのあとは、皮膚に触れるか触れないか程度のタッチでやさしく薬指をスライドさせてください。
上下まぶたそれぞれ目頭から目尻に向かって1回スライドさせれば十分です。
何回もスライドさせると、目頭や目尻、しわ部分にアイクリームが溜まって浸透しにくくなります。
4. 三本の指で目元の皮膚を温めながらアイクリームを浸透させる
アイクリームをより浸透させるために、人差し指・中指・薬指の腹を使って目元の皮膚をやさしく押さえるようにして温めましょう。
決して力は入れず、指の腹から目元に熱をじんわり与えるイメージでタッチしてください。
5. 目元トラブルが気になる部分には重ね付けする
目元のしわやシミ、たるみ、くまなど、気になる目元トラブルがあれば、アイクリームを重ね付けすると効果的です。重ね付けするときも、1〜4の使い方を意識してください。
特にしわ部分は、キメにアイクリームが浸透するように念入りに薬指の腹で押さえて馴染ませましょう。
アイクリームの塗り方は、動画を参考にするとわかりやすく、マスターしやすいですよ。
こちらの動画は、図を用いて解説されていて非常にわかりやすくておすすめです。
効果アップ!アイクリームの使い方のコツ
目元のツボを刺激してスッキリ!
アイクリームを使うついでにぜひ取り入れてほしいのが、ツボ押しです。
目元には、目元の疲れを取りながら、シミやしわなど目元トラブルを防ぐツボが三つあります。
特に、仕事で長時間PCを使う人や、スマホやゲームをする時間が多い人は、ツボ押しを合わせて目元ケアをすると、目元の疲れ対策もできるのでおすすめです。
ツボの場所は覚えやすいので、ズボラさんでも毎日続けやすいですよ!
- 眉間の内側のくぼみにあるツボ
- 黒目の真下の骨のくぼみにあるツボ
- 目尻のくぼみにあるツボ
ツボを押すときは、3秒数えて1秒ごとに力を入れ、じわじわと刺激しましょう。ツボから指を離すときも、3秒数えながら1秒ごとに力を抜きます。
ゆっくりとツボを刺激すれば、じんわりと痛気持ち良さを感じてスッキリしますよ。
特に①のツボは、疲れが溜まっていると鈍い痛みを感じるので、我慢できる力加減で押してください。
ネイルをしている方は、アイクリームをのせるときと同じように、綿棒の先端を使うと簡単にツボ押しできます。
ツボ押しの他に、目元のマッサージも効果的です。むくみ対策マッサージは、目元をぱっちりさせて若々しい印象を高めます。
アイクリームで目元のしわを効果的にケアする方法
しわをケアできるアイクリームを準備
まず、必要なのはしわへの効果が認められている有効成分が配合されているアイクリームです。
しわは乾燥が原因で起こる小じわや、真皮に到達する深いしわがあり、それぞれ必要なケア成分が異なります。
しわは、角層の乾燥によって起こる細くて浅い溝のような乾燥性のしわ、目尻などに見られる通称からすの足跡とよばれるような小じわ、額や頬などに見られる長くて深い明瞭なしわに大別できる.また、小さいしわほど角層、表皮の関与が大きく、大きいしわになるにつれて真皮の関与が大きくなる.抗しわ剤は、対象とするしわの種類によって異なる。
小じわは保湿力の高いアイクリーム、深いしわにはしわの改善が認められている成分入りのアイクリームを使いましょう。深いしわの改善が期待されている成分で、代表的なのがレチノールです。
レチノールはしわをケアする効果が認められていますが、刺激の強い成分なので、レチノール入りのアイクリームを使う前に必ずパッチテストを行ってください。
二の腕に少量アイクリームを塗り、そのまま半日過ごしてみましょう。
かゆみやピリピリとした刺激、赤みなどが起こっていなければ、様子を見ながら目元にも使ってみてください。
しわにアイクリームを塗る方法
しわができている部分は、アイクリームをしわの上から塗っても浸透しにくいので、しわを伸ばして塗りましょう。
しわによってできた溝部分が広がり、アイクリームをしわ部分にしっかりと効かせられます。
目尻のしわは、片手の指で軽くしわをこめかみに向かって伸ばし、もう片方の手の薬指でアイクリームを重ね付けします。
目の下のしわは、軽くしわを下に向かって伸ばして重ね付けしますが、力を入れて伸ばすとたるみの原因になるので、やさしく軽く伸ばすように意識してください。
目を見開いて行うと、力を入れなくてもしわを伸ばしやすくなります。
化粧水は目元のキワまでつけて水分チャージ
化粧水で水分を、アイクリームで油分を目元に与えて、より乾燥に強いうるおいのある目元に整えましょう。
化粧水をつけるとき、目を見開いて視線を上にしながら、下まぶたのキワまで保湿してください。
上まぶたは目を閉じて人差し指から薬指まで、三本の指でピタピタと化粧水をつけます。
特に乾燥がひどいときは、化粧水を浸したコットンに植物性オイルを2、3滴垂らして目元をコットンパックしましょう。目を閉じて1〜2分ほどじっくり水分を与えます。
植物性オイルをプラスすることで、目元の皮膚が柔らかくなり、アイクリームの浸透も高まりますよ。
使う化粧水は、アルコールフリーでできるだけ成分を無添加にした、低刺激の化粧水を選びましょう。
アイクリームの使い方Q&A

Q1. そもそも、アイクリームってなぜ必要なの?
A1. 目元は特に年齢サインが出やすい部分なので、アイクリームで集中的にケアをすることで、年齢を感じさせない若々しい印象をキープできます。
目元の皮膚は、顔全体の皮膚よりも薄く、油分が少ないため、他のパーツよりも乾燥しやすいのです。
また、私たちは一日におよそ15,000回もまばたきをするため、目元の皮膚は常にまばたきによる動きを受け、負担がかかり続けています。
さらに、最近はスマホやPCの長時間使用が増え、目元の筋肉が疲労によってこり固まり、血流が悪い状態が増えることも、目元のエイジングの原因の一つです。
つまり、目元は顔全体よりも常に刺激と疲労ダメージを受けているため、アイクリームでケアをしてエイジングトラブルを予防する必要があります。
Q2. フェイスクリームをアイクリームがわりに使っても良い?
A2. 成分に違いがあるので、アイクリームは専用のものを使いましょう。
フェイスクリームもアイクリームも、どちらも主成分は油分なので、フェイスクリームを目元に使えない、というわけではありません。
しかし、目元の皮膚は薄くてデリケートなので、フェイスクリームに含まれている成分が刺激になる可能性があります。
また、アイクリームには目元特有のトラブルに効果的な成分が配合されているので、効果的に目元ケアをするためにはフェイスクリームでは不十分です。
「わざわざフェイスクリームとアイクリームを使い分けるのは、お金がかかって嫌」という方もいるかもしれません。
アイクリームは高価なものが多いですが、最近はプチプラのアイクリームでも優秀なものが増えています。
まずは、プチプラのアイクリームを使って目元ケアを習慣化させてみましょう。
Q3. アイクリームとアイクリームスティック、どちらを使うべき?
A3. アイクリームとアイクリームスティックは使い分けると効果的です。
アイクリームには、ジャー容器やチューブに入ったものと、固形状でリップクリームのようにスティック容器に入っているものがあります。
アイクリームとアイクリームスティックは、どちらを使うべき、というよりも、使い分けるのがおすすめです。
朝晩の目元ケアには、アイクリームを使い、日中の目元の保湿にはアイクリームスティックを使います。
アイクリームスティックは、メイクの上から使えるものがほとんどです。
中には、スティックの先端にローラーがついているものもあり、マッサージをして日中の目元の疲れもケアできます。
アイクリームスティックを合わせて使うと、一日中目元のうるおいがキープでき、乾燥によるしわやハリ不足対策が可能です。
朝にアイクリームで保湿をしたのに、昼になると乾燥で小じわが目立ち、メイクがヨレる、という方はぜひアイクリームスティックも使ってみてください。
Q4. アイクリームは何歳から使えばいいの?
A4. 20代後半から使い始めるのがベストです。
アイクリームにはエイジングケア成分が使われているものが多いため、30代以降のエイジングケアアイテム、という印象が強いかもしれません。
しかし、最近は20代でも長時間のスマホやPCの使用で、目元の血流悪化や、疲れが溜まることで、シミやくすみ、くま、小じわができやすい人が増えています。
本格的なエイジングケアは30代以降でも、20代からアイクリームで目元ケアを始めれば、目元トラブルの悪化が防げるでしょう。
Q5. アイクリーム以外で効果的な目元ケアは?
A5. 紫外線対策と丁寧なクレンジングをしましょう。
目元は紫外線を受けやすい部分で、蓄積した紫外線ダメージがシミやしわ、くすみの原因になります。
紫外線日光に長期間暴露された皮膚では深くて明確なしわが観察されることはよく知られた事実であり、また実験的にも紫外線の照射により同様の光老化とよばれる皮膚変化が観察される.こうしたことから、紫外線がしわの大きな形成要因であることは疑念の余地がない。
目元は顔全体よりも紫外線対策を怠りがちなので、目元ケアを意識してしっかり紫外線対策をしましょう。
紫外線が多い夏季の外出時は、UVカット効果のあるサングラスをかけたり、帽子や日傘で紫外線を徹底的にブロックしてください。アイシャドウベースやアイシャドウも、UVカット効果のあるものを使いましょう。
目元のクレンジングにもこだわるのも目元ケアに効果的です。アイメイクを落とすとき、面倒だからとつい指でゴシゴシこすっていませんか?
摩擦刺激はメラニンを増やす原因なので、シミやくすみが目元に起こりやすくなります。
アイメイクは、クレンジング剤を含ませたコットンでやさしく押さえるようにして拭き取りましょう。
落ちにくいマスカラやアイライナーを使ったときは、綿棒にクレンジング剤をつけ、撫でるようにして落とすと、目元の皮膚を刺激せずにメイクがしっかり落とせます。
アイクリームを正しい使い方で使って効果的に目元ケア
アイクリームを使う順番と使い方を正しくマスターすれば、毎日たった5分ほどの目元ケアでも、アイクリームの効果がしっかり発揮されます。
ツボ押しを合わせてみたり、紫外線対策やクレンジングにこだわったりと、アイクリーム以外の目元ケアも取り入れ、若々しい目元をキープしましょう!
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