美顔器を使ってシミはケアができるのでしょうか?
結論から言うと、劇的にシミを消すことはできませんが、長期間の使用でシミを濃くしない、新たなシミを作らせないことは可能です。
もし、使ってすぐにシミが消える、薄くなるなど劇的な変化を望むのであれば、美顔器や美白化粧品ではケアできません。
今回は、美顔器でシミをケアしたい人向けに、シミケアに最適な美顔器の機能やおすすめをご紹介します。
この記事の目次
あなたのシミの種類はどれ?
化粧品だけでは、ケアが難しいシミですが、美顔器の口コミの中には、「使い続けることでシミがケアできた」というものもあれば、「シミには効果がなかった」という声もあります。
シミケアが目的で美顔器を購入するときは、効き目がなくてがっかりしないように、まずは自分のシミの種類をチェックしましょう。
シミといっても、種類によって効果的なケアが異なるので、シミの種類を知ることは美顔器の機能を選ぶ上で大事なことです。
シミの種類
シミは、メラニン色素が過剰に生成され、表皮にメラニンが溜まって発生する色素沈着です。
シミには四つの種類があります。
- 老人性色素斑
- そばかす
- 炎症後色素沈着
- 肝斑
特徴や原因、ケアの方法も違うため、自分のシミがどのタイプなのかしっかり見極めましょう。
詳しい説明はこちらの「セルフケアで消えるシミと消えないシミ」記事で紹介しているので気になる方は読んでみてください。
美顔器でケア出来るシミについて

シミの種類は様々ありますが、セルフケアが難しいシミとセルフケアができるシミがあります。
セルフケアができるのは、老人性色素斑と炎症後色素沈着、肝斑です。
この三つのシミは、保湿、美白有効成分の使用、ピーリング、ターンオーバーでケアできます。
セルフケアが難しいのはそばかすです。
そばかすを薄くする場合は、美容クリニックなどでレーザー治療を受ける必要があります。
予防であれば美白有効成分や紫外線対策で可能です。
シミケアに必要なこと
シミをケアするためには、4つのケアが効果的です。
- 保湿
- 美白有効成分の使用
- ピーリング
- ターンオーバーを整えること
保湿
十分に潤っている肌は、バリア機能が正常に働き、紫外線や摩擦刺激など、刺激が肌に侵入しにくくなります。
また、角質層が潤っていると、肌色に透明感が生まれ、シミが目立ちにくくなるのです。
美白有効成分の使用
シミケアに効果的なのは、厚生労働省に認可されている美白有効成分です。
各メーカーが医薬部外品に配合する成分のうち、厚生労働省により「メラニンの生成を抑え、シミやソバカスを防ぐ」あるいはこれに類似した効能を表示することが認められた成分。
安全性と有効性(効果)の観点から、配合する量が決められており、配合量を変更するためには新たな薬事申請が必要となる。
新たな成分の基礎研究から薬事許可の取得までにはおよそ10年程度の期間がかかると言われており、そのハードルの高さから、現在およそ20種の成分が認可されているにすぎない。
美白有効成分が配合されている化粧品を定期的に使い、メラニンの過剰生成を抑え、新しいシミを作らせない、シミを濃くしないようにケアできます。
美白有効成分は、三つの働きでシミをケアし、成分によって働きは異なります。
- メラニンの生成を抑える
- メラニンを還元してシミが濃くなるのを防ぐ
- ターンオーバーを整えてメラニンの排出を促す
ピーリング
肌に古い角質が溜まっていると、ターンオーバーが遅れてメラニンが排出されにくくなり、色素沈着で新たなシミができやすくなります。
また、せっかく美白化粧品でケアをしても、古い角質が肌表面を覆っている状態では、美白有効成分が肌に浸透しにくくなり、効果が半減してしまうのです。
特に年齢を重ねると、ターンオーバー周期が長くなり、古い角質が溜まりやすくなります。
定期的にピーリングをして、ターンオーバーの乱れを防ぎ、美白有効成分が浸透しやすい状態に整えることが大切です。
ターンオーバーを整える
肌の奥深くで生まれたメラニンは、肌の細胞にくっついてターンオーバーとともに少しずつ肌表面に移動します。
肌の細胞は役目を終えると古い角質となり、ターンオーバーによって自然と剥がれ落ち、メラニンも一緒に排出されますが、ターンオーバーが乱れるとメラニンが排出されにくくなるのです。
ターンオーバーを整えるためには、血流をスムーズにするマッサージや、ターンオーバーを整える働きがある美容成分を使うケアが効果的です。
シミがケアできる美顔器の選び方
皮膚のバリア機能や、皮膚内に流れる微弱な電流が、肌に刺激や有毒物質が侵入しないように肌を守っています。
しかし、侵入を妨げられるのは美容成分も同じで、化粧品を使っても成分が浸透できるのは角層内のごく浅い部分までなのです。
シミに有効な美白有効成分も、手でつけるだけでは肌の奥深くに浸透しません。
そこで、効果的なのが美顔器の高浸透機能。
美顔器の高浸透機能には、エレクトロポレーションとイオン導入の二種類があります。
エレクトロポレーション
ポレーション機能は、肌に電流を流して皮膚のバリア機能を一時的に弱め、美容成分を肌の奥深くに浸透させます。
弱まったバリア機能は元に戻るため、肌に刺激を与える心配はありません。
特殊な電流を用い、皮膚のバリア機能に隙間を空け、有用成分の注入を行います。
イオン導入や超音波導入では難しかった、高分子有効成分やイオン化されていない成分(ヒアルロン酸等)を大量に浸透させることができます。注入する有用成分によってさまざまな効果が期待できます。
高保湿なコラーゲンやヒアルロン酸は、分子が大きいため特に浸透しにくい成分ですが、ポレーション機能を使うことで肌にしっかりと効かせられます。

イオン導入
イオン導入機能は、電流を流して肌内部に存在する電気のバリアを弱め、美容成分を浸透させます。
イオン導入機能で高浸透するのは、水溶性で分子サイズが比較的小さい美容成分です。
ビタミンC誘導体、プラセンタエキス、トラネキサム酸、アミノ酸など
ビタミンC誘導体とプラセンタエキス、トラネキサム酸は、シミをケアする美白有効成分なので、手で美白化粧品をつけるよりも、イオン導入を使った方がシミに効果的に働きかけます。

ピーリング機能でターンオーバー促進&化粧品の効きを高める
古い角質を取り除く美顔器機能で、ターンオーバーの乱れを防ぎ、メラニンの排出を促します。
古い角質や汚れがスッキリすると、美容成分の浸透力もアップします。
美顔器では、超音波ピーリング機能で古い角質を取り除けます。
ピーリング剤を使って行うピーリングは、肌への刺激が強いですが、超音波ピーリング機能は、超音波の振動と水が噴射する力で古い角質を弾き出すため、肌を刺激しません。
また、多くの超音波ピーリング機能は、タッピングマッサージ機能もついているため、マッサージ効果で血流が促進され、さらにターンオーバーが整えられます。
シミの種類別に効果的な美容成分を使う
セルフケアできる老人性色素斑と肝斑、炎症後色素沈着は、保湿と美白ケア、ピーリング、ターンオーバーの促進と四つのアプローチからケアします。
美顔器は、四つのケアができる多機能美顔器を選びましょう。
エレクトロポーションやイオン導入美顔器では、美顔器と合わせて使う化粧品に含まれる美白有効成分にこだわってください。
美顔器の種類によって、効果的な美白有効成分が異なる場合があるからです。
また、美白有効成分はエレクトロポレーション、イオン導入美顔器で浸透力がアップする成分を選びましょう。
- ビタミンC誘導体
- プラセンタエキス
- コウジ酸
- トラネキサム酸
- ビタミンC誘導体
- トラネキサム酸
- ビタミンC誘導体
イオン導入とエレクトロポレーションでは、エレクトロポレーションの方が浸透力を高める成分が多く、浸透力も強いのでおすすめです。

シミケアにおすすめの美顔器ランキング
まとめ
美顔器は、クリニックで受けれる本格的なしみ治療に比べると、ケアに時間はかかりますが、美白化粧品だけでケアをするよりも、しみにしっかりとアプローチできます。
美顔器の使用と合わせて、日常の紫外線対策やスキンケアも丁寧に行えば、美顔器の効果が出やすくなるでしょう。
美顔器は、日常のしみケアのサポートアイテムとして取り入れてくださいね。
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